Keyword
加齢、アトピー性皮膚炎、不飽和脂肪酸、糖尿病、ポリフェノール、機能性食品、マクロファージ、寄生虫、粘膜免疫、サイトカイン
感染症や代謝性疾患に関わる免疫系のメカニズム解明と疾患モデルを用いた予防・治療への展開
研究内容・実践活動
- 消化管に感染する寄生虫を用いて、免疫系や粘膜の細胞がどのように体を守っているのかというメカニズムについて研究しています。
- ヒトでも動物でも皮膚疾患には免疫系の細胞が重要な役割を持っています。アトピー性皮膚炎に効果がある物質や保湿に関わる新成分について研究し、スキンケア剤の開発に携わっています。
- 加齢によって様々な体の不具合が生じます。腸内細菌の変化に注目し、代謝を改善することで加齢期の生理機能不全を解決しようと考えています。
- 代謝性疾患に関与する免疫系の研究から、慢性炎症病態を改善する免疫応答の誘導の可能性について探求しています。
- 飼料の高騰やアニマルウェルフェアの観点から、放牧飼育が注目されています。しかし、放牧には寄生虫感染のリスクがあります。放牧牛の調査により、適切な駆虫プログラムの設計について提案しています。
産学官連携の可能性
- 食品成分や天然物質または新規合成物質の免疫系への作用や機能性について、培養細胞や実験動物を使って解析したいという場合にお手伝いできます。具体的には、糖尿病・アトピー性皮膚炎に対する薬効を評価したり、免疫賦活作用を確認することができます。
- 放牧牛の糞便検査により、消化管内寄生虫の浸潤状況を調べ、適切な駆虫プログラムを提案し、放牧牛の健康管理に貢献できます。