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23.11.10
【AKOMEYA TOKYO×宮城大学】10/20柘野 英樹氏によるマーケティング最新事例のレクチャーを実施しました/食品マーケティング演習
食品マーケティング演習は,食産業学群の3年次後期開講の選択科目で,食産業を事例とした商品(コミュニケーション)企画の立案に関して演習形式で学ぶ講義です。10月20日,AKOMEYA TOKYOの柘野 英樹氏をゲストとしたレクチャーを実施しましたのでお知らせいたします。
強みといえる商品価値をさらに高めていくために何ができるのか
AKOMEYA TOKYOが目指す社会やマーケティング戦略の方向性を知る
AKOMEYA TOKYOは,全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に,ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料,食器・調理道具などを扱い,東京を中心に19店舗+オンラインショップを展開するライフスタイルショップであり,柘野氏はマーケティング部長・プロデュースプロジェクトリーダーとしてその最前線で活躍しています。今回の講義では,AKOMEYA TOKYOが目指す社会やマーケティング戦略の方向性,柘野氏の経験などを踏まえながら,これからの時代に求められるマーケティングや企業のあり方,PR戦略に関する話題が紹介されました。
受講した学生からは「顧客が求める価値を提供しながら社会貢献に努め,企業としての信頼を高めるためには,誰に支持されるか,何をどうやって届けたいかをしっかりと固め,ビジョン達成に努めなければならないということを学んだ」「顧客調査をしっかりと行い,どのようなものが求められているか,さらに,自社の課題などを明確にする必要があることがわかった」といったコメントが寄せられ,実践的な視点や学びにつながるレクチャーとなりました。
今後の演習では,宮城県の地域資源を活用した商品を学生がバイヤーとして発掘,東北エリア初の直営店として9月末にオープンした「AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ」店において実際に販売を目指す予定です。販売にあたってはSNSや店頭でのコミュニケーション設計にも挑戦するなど,実践的なマーケティングのさらなる学びを習得していきます。
AKOMEYA TOKYOとは
AKOMEYA TOKYOは「一杯の炊き立てのごはんから広がるおいしい輪」をコンセプトに,全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に,ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料,食器・調理道具などを扱い,東京を中心に19店舗+オンラインショップを展開するライフスタイルショップです。2013年4月に銀座の店舗から始まり,ブランドとして今年で10周年を迎えました。全国の生産者との強い繋がりと信頼関係のもと「ほんもの」のおいしさにこだわった商品開発やセレクトを行っており,古くからある日本の食文化や伝統を現代のライフスタイルに合わせ提案しています。下記3つのカテゴリーで厳選し世の中へご提案していきます。
- 日本の食文化の中心である「お米」
- 一杯のごはんをさらにおいしくする「お供や調味料」
- 食卓を彩る日本の伝統的な「食を中心とした雑貨」
食品マーケティング演習とは
3年次後期開講の選択科目で,食産業を事例とした,商品(コミュニケーション)企画などを対象に,その企画を立てるまでのリサーチについて講義と演習形式で学びます。商品(コミュニケーション)企画のためのリサーチを通じて,食品のマーケティングについての知識・理解を深め,今後マーケティング活動を展開していく上で必要となるスキルの獲得を目指します。
・担当教員:滝口 沙也加:食産業学群 助教,マーケティング・コミュニケーション研究室
今,安全で,美味しく,体に良く,しかも簡便な食品が求められています。食産業学とは,農畜水産物の「生産」から「加工」「流通」「サービス」,そして「消費」までの全てをカバーする学問であり,食の課題を自然科学,社会科学両面の学びから解決できると考えています。マーケティング・コミュニケーション研究室では,食・食品を対象として,消費の意味や価値を明らかにする質的手法の検討や消費者ニーズの分析に関する研究を行っています。