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新着情報

23.10.26

仙台市消防局(太白消防署)の防火・防災プロモーション#01/消防署見学・レクチャー実施/看護学群・事業構想学群・食産業学群

宮城大学では2020年度から、研究推進・地域未来共創センターのコーディネーションにより、仙台市消防局(太白消防署)と連携した市民の防火・防災意識向上に向けたプロモーションデザインに取り組んでいます。今年度は看護学群・事業構想学群・食産業学群の3学群の学生・教員が参画、消防・火災予防・防災に関わるそれぞれの専門分野を活かしたテーマを設定し活動を行います。

9/8太白消防署施設見学と、消防署職員によるレクチャーを実施
看護学群・事業構想学群・食産業学群それぞれ取り組むテーマを探す

看護学群・食産業学群の学生たちは9月8日に太白消防署を訪問、実際の火災や災害現場等で使用するはしご車や消防車、救急車などの特殊車両や、消火・救護活動に使用する資機材などを間近で見ながら、消防隊、救急隊、レスキュー隊、指揮隊などの各現場隊員から説明を受けました。また、実際の消火活動で使用する防具の着衣体験や放水体験、はしご車への乗車体験なども行いました。

その後、仙台市防災減災アドバイザーからのレクチャーを実施。災害時における避難所の開設や、災害に備えた備蓄などの話題が紹介されました。特に看護学群の学生は救急隊の仕事について関心が高く、実際の災害現場ではどのようなことが起こるのか、隊員はどういった判断や対応をしているのかなどヒアリングしました。また、食産業学群の学生は避難所での衛生管理や、家庭での備蓄食料・ローリングストックに関する課題についてヒアリングを行いました。

9月29日には事業構想学群の2年生を対象とした「感性情報デザイン演習Ⅱ」の授業内で、太白消防署の職員によるレクチャーを実施。消防署が担う「警防」「予防」「救助」「救急」の4つの仕事ついて説明があり、消防隊が使用する防火衣や放水用のホース、救助隊が使用するロープなど、実際の資材を間近で見ながら話を聞きました。この講義にはオンラインで食産業学群の学生も参加し、大和キャンパスと太白キャンパスの間での119番要請の模擬体験なども行いました。学生からは、119番のオペレーターの仕事にAIが関わる可能性はあるか、火災の原因として電気製品や依然としてタバコが多いのはなぜか、消防署における広報の重要性やどの年齢層に認知度が低いのかなどの質問がありました。

消防署のレクチャーや施設見学を受けて、看護学群は「救急救命」に関するテーマ、食産業学群では「災害時の備蓄食」に関するテーマ、事業構想学群では「防火防災」をテーマとしたデジタル作品の制作を予定しており、3月の展示発表に向けて、学群間で連携・融合しながら展示作品の企画・制作に取り組みます。

仙台市消防局(太白消防署)とは

宮城県仙台市の消防部局として通常の消防業務を行うほか、仙台市消防音楽隊、消防航空隊、特別機動救助隊(スーパーレスキュー仙台)や、杜の都防災Web、消防署の公式Facebookなど防火・防災の観点だけでなく、総合的に消防署の意義や機能を社会に広く伝達する活動を行っています。 

感性情報デザイン演習Ⅱとは

感性情報デザイン演習Ⅱは、価値創造デザイン学類の2年生がコンピュータと物理世界を繋げるフィジカルメディアの基礎的な知識と技術を学び、物理世界における情報環境の創出ができる技能を修得し、後半にそれらの技能を応用し、具体的な問題解決のためのインタラクティブメディアの制作を実践的に行う演習科目です。



宮城県伊具郡丸森町出身、看護学群の中では、成人看護学の分野を担当しています。ICTを活用した看護介入方法の実用化をテーマに、地域から臨床現場まで幅広いフィールドで研究活動に取り組んでいます。また、日本災害看護学会「まちの減災ナース指導者」として、地域の防災・減災に取り組める看護師や看護学生の育成に力を入れて活動しています。

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