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21.12.06

仙台市消防局(太白消防署)のプロモーションデザインに挑戦#03,11/9学生プレゼン実施/感性情報デザイン演習Ⅲ

「感性情報デザイン演習Ⅲ」は,実践的なデザインプロセスを学ぶ演習科目として,価値創造デザイン学類3年生を対象に実施されており,開発系(デジタルメディア作品の企画・制作)とリサーチ系(リサーチのためのデジタルメディア活用・制作)の2つのスタジオに分かれて授業が展開されます。

今年度の開発系スタジオは「社会課題解決型」として,研究推進・地域未来共創センターのコーディネーションにより,実際に仙台市消防局(太白消防署)と連携し,消防局のプロモーションデザインを行います。最終成果物は,太白区内の大型商業施設や「仙台防災未来フォーラム2022」での展示発表を予定しています。(全15回予定)

第8回となる11月9日の演習では,消防署職員に対するデザイン案の企画レビューを行いました。

デジタルメディア技術を活かしプレゼン,実現に向けてディスカッション

前回・前々回にわたって行われた消防署レクチャや見学の学びをふまえ,これまで大学生を対象としたアンケート調査などのリサーチを実施してきました。今回の演習では,その分析結果に基づいて検討した企画案をグループごとに消防署職員に対してプレゼンしました。

発表のあった企画案は, 119番の適正利用を理解するための学習ツールや,火災現場を想定した脱出ゲーム,防火意識向上を目的としたクレーンゲーム,消火脱出ゲーム,火災消火のためのシューティングゲーム,ミニチュアの家を用いた火災予防啓発クイズ,ARを用いた自宅火災予防啓発アプリケーション,VRなどのデジタル技術を用いたはしご車放水ゲーム4DXなど,デジタルメディアの技術を活かした提案がありました。

火災現場でのリアルな体験ができるようなコンテンツや,救急現場で起こりうる事例について,各隊員から多くのフィードバックがありました。学生たちは,企画の検討を進めるために,プレゼン終了後も各隊員に対し,質問や制作のアイディアについての相談などを行っていました。太白消防署メンバーからは実現に期待が寄せられています。

学生たちは今後,さらに太白消防署を訪問して現場のリサーチなども行いながら,12月の中間講評に向けて具体的な製作を進めていきます。

仙台市消防局(太白消防署)とは

宮城県仙台市の消防部局として通常の消防業務を行うほか,仙台市消防音楽隊,消防航空隊,特別機動救助隊(スーパーレスキュー仙台)や,杜の都防災Web,消防署の公式Facebookなど防火・防災の観点だけでなく,総合的に消防署の意義や機能を社会に広く伝達する活動を行っています。 

感性情報デザイン演習IIIとは

感性情報デザイン演習Ⅲは,価値創造デザイン学類の3年生がこれまでに修得したデザインに関する知識や技術を統合し,実社会と繋がりのあるフィールドにてデザインプロセスを実践的に学ぶ演習科目です。ウェブメディア,グラフィカルメディア,インタラクティブメディアなどのデジタルメディアによる価値創造の実践とグループによる共同制作を通じて価値創造デザインプロセスを学びます。

指導教員

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