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22.01.31

仙台市消防局(太白消防署)のプロモーションデザインに挑戦#04、1/18講評会実施 /感性情報デザイン演習Ⅲ

「感性情報デザイン演習Ⅲ」は、実践的なデザインプロセスを学ぶ演習科目として、価値創造デザイン学類3年生を対象に実施されており、開発系(デジタルメディア作品の企画・制作)とリサーチ系(リサーチのためのデジタルメディア活用・制作)の2つのスタジオに分かれて授業が展開されます。

今年度の開発系スタジオは「社会課題解決型」として、研究推進・地域未来共創センターのコーディネーションにより、実際に仙台市消防局(太白消防署)と連携し、消防局のプロモーションデザインを行います。最終成果物は、太白区内の大型商業施設や「仙台防災未来フォーラム2022」での展示発表を予定しています。(全15回予定)

1月18日に行った第15回の演習では、消防署メンバーを招いて最終講評会を行いました。

テクノロジーの活用による課題解決への挑戦

学生達はこれまで、演習でのデザイン案企画レビュー、太白消防署からの現地調査の結果などを踏まえて、各グループで作品の制作を進めてきました。今回は最終の展示にむけてデモンストレーションなどを行いながら9つのグループが火災の初期消火や防火意識向上のためのゲーム開発等のプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションのタイトルは以下の通りです。

  • ARを用いた自宅火災予防啓発アプリケーション
  • 防災現場を想定した脱出シミュレーションゲーム
  • VRなどのデジタル技術を用いたはしご車放水ゲーム4DX
  • 防火意識向上を目的としたクレーンゲーム
  • 火災の発生から消火までの流れを理解するための消火ゲーム
  • ミニチュアの家を用いた火災予防啓発クイズゲーム
  • 家庭の防火対策を伝えるためのシューティングゲーム
  • 救急要請の適正利用を学ぶための学習ツール
  • 119番の適正利用を理解するための学習ツール

プレゼンテーションを聴いた消防署メンバーや教員からは、試作品への意見やアイディア技術面でのアドバイスや実際に市民に体験してもらう際の注意点についてコメントがあり、学生たちは刺激を受けたようでした。3月に実施予定の展示・発表会に期待が膨らみます。

作品は、消防局が3月に実施する「春の火災予防運動」期間中に、仙台市太白区の「ララガーデン長町」での展示・発表が予定されています。

仙台市消防局(太白消防署)とは

宮城県仙台市の消防部局として通常の消防業務を行うほか、仙台市消防音楽隊、消防航空隊、特別機動救助隊(スーパーレスキュー仙台)や、杜の都防災Web、消防署の公式Facebookなど防火・防災の観点だけでなく、総合的に消防署の意義や機能を社会に広く伝達する活動を行っています。 

感性情報デザイン演習IIIとは

感性情報デザイン演習Ⅲは、価値創造デザイン学類の3年生がこれまでに修得したデザインに関する知識や技術を統合し、実社会と繋がりのあるフィールドにてデザインプロセスを実践的に学ぶ演習科目です。ウェブメディア、グラフィカルメディア、インタラクティブメディアなどのデジタルメディアによる価値創造の実践とグループによる共同制作を通じて価値創造デザインプロセスを学びます。

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