新着情報
24.08.21
【宮城県×宮城大学】8/1、DX人材育成プログラム 「Downstream から学ぶDX」記者発表を実施しました/事業構想学群
宮城大学では、宮城県からの委託により、県内の中小企業等において DX 推進を担う方々を対象とした DX 人材育成プログラム(「Downstream から学ぶ DX」)を8月末に開講します。開講にともない、8月1日に宮城県庁にて記者発表を実施しましたのでお知らせいたします。
受講生が自ら身近な課題のDXを立案しながら学び、
最終的に自分のアイデアをPoC(概念実証評価)としてまとめる
記者発表は、宮城県企画部産業デジタル推進課の熊谷圭太課長、本学学長の佐々木啓一が出席。プログラムを担当する事業構想学群中田千彦教授、太田賢教授、安藤裕准教授がプログラムの趣旨や内容、これまで実施してきたDX社会人向けのリカレント教育について紹介しました。今回のプログラムでは、受講生が自ら身近な課題のDXを立案しながら、必要な学びをモジュール科目から履修し、最終的に自分のアイデアをPoC(概念実証評価)にまとめ上げていきます。受講形態は、オンラインと対面ワークショップの組み合わせとなっており、ワークショップでは生成AIやドローン、プログラミングなど最新のデジタル技術を体験。受講生1人ひとりにメンターが付き、アイデア実現をサポートしていきます。
宮城県内の中小企業等でDXを担う社会人を対象として無料開放
今回のプログラムは、宮城県内の中小企業等でDXを担う社会人の方々を対象としています。中田教授は「まずは最新の技術を体験していただきたい。現場で様々な課題意識を抱えている方々が身の回りの小さな課題解決にデジタル技術を使えるようにしたい」と話しました。「Downstreamから学ぶ」というプログラムのタイトルには上流・川上(Upstream)からではなく、現場・川下(Downstream)からのDXという意味が込められています。安藤准教授はこれまでの受講生が考え実現してきたアイデアとして、煩雑になっていた見積もりを効率化するシートの作成、工程進捗を見える化するためにホワイトボードを設置し、そのホワイトボードを事務所で確認するWebカメラの設置などの事例を紹介、「大がかりなシステムを導入しなくても、現場のお困りごとを解決していけるような手触り感のあるDXの好事例が生まれている」と話しました。
中田教授ら実施チームは「大学で提供している学位プログラムだけではなく、高校生に向けたアントレプレナーシップ教育や本プログラムのようなリカレント教育、また大学院教育に至るまで何か挑戦したい人たちに対して多様な学びの環境を提供することが宮城大学の役割であり、それが地域全体の底上げにつながる。開学から25年がたち、初期卒業生が35~45歳となった今、首都圏在住の宮城大学の卒業生にもPRしていくことで、宮城へのUターン、Iターンを促進したい。宮城大学の設置者である宮城県とともに新たな教育プログラムの提供、継続的な開発に着手できることは地域社会の活性化のために非常に重要だと考えている」とまとめました。本プログラムは8月30日より開講いたします、引き続きご注目いただけますと幸いです。
プログラム概要
- プログラム名:「Downstream から学ぶ DX」リスキリングプログラム
- 責任者:中田千彦(なかた せんひこ) 宮城大学事業構想学群 教授
- 受講者数:主として県内の中小企業等において、DX 推進を現在担う、もしくは今後担う予定の方々 20 名程度
- 実施期間:2024 年 8 月 30 日(金)(開講式)~ 12 月 15 日(日)(PoC 発表会)
- 授業時間:60 時間/ 40 コマ(1 コマ 90 分換算)相当 *
※60 時間以上の受講と最終成果等の要件を満たすことにより、修了証が発行されます - 授業形態:対面ワークショップ+遠隔スクーリング + オンデマンド講義
- 会場:宮城大学 + オンライン
- 受講料:無料、宮城県の委託業務のため令和 6 年度は原則無料で実施されます。
- 主催:宮城大学・宮城県
本事業は宮城県における令和 6 年度産業デジタル専門人材育成業務として実施するものです。
宮城県令和 6 年度産業デジタル専門人材育成業務について
人口減少・高齢化が進展する中で経済成長を実現するには、生産性向上が不可欠であり、そのためには DX(デジタルトランスフォーメーション)が重要となっています。しかしながら、DX 推進の中心的な役割を担うデジタル人材の不足は深刻化しており、中小企業の DX 推進を妨げる要因の 1 つに挙げられています。
本事業では、県内産業のDX推進を加速化させるため、専門的な技術力、新たな価値を創造できる企画力を持った人材を育成することを目的としています。
記者発表の概要
日時 | 2024 年 8 月 1 日(木) 15:00~16:00 |
会場 | 宮城県庁 4 階 記者会見室 (980-0014 宮城県仙台市青葉区本町 3 丁目 8-1) |
内容 | 1. 開会 2. プログラム概要の説明(宮城大学事業構想学群教授 中田千彦) 3. 質疑応答 4. 閉会 |
取材申し込み・お問い合わせ | 宮城大学DDX事務局/電話:022-377-8194、メール:downstreamdx@gmail.com ※ご取材いただける場合は、取材登録フォームよりご登録をお願いします。 |
宮城大学について
宮城大学は、グローバルな視点で地域社会の発展に貢献できる人材の育成を理念の一つとして掲げ、実学を尊重し、実践的な教育に取り組んでいます。具体的には、現代社会の諸課題を多角的・グローバルな視点で論理的にとらえ、その課題解決に向けた事業を実行可能かつ持続可能なものとして構築する能力を身につけるとともに、豊かな人間性を基盤として地域資源の活用や新たな価値創造を志向し、産業、行政及び社会の各分野で先導的役割を担うことができる挑戦意欲旺盛な人材の育成を目指しています。これまでも中小企業を対象とした「Downstream から学ぶ DX」リスキリングプログラム、高校生を対象とした「未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム」など様々な実践志向の教育プログラムを展開し高い評価を得ています。
- 【宮城県×宮城大学】8/1、DX人材育成プログラム 「Downstream から学ぶDX」記者発表を実施
- 【高校生向け】未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム2024受講者募集中
- 高校生向け教育プログラム「未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム」を過去最大規模で開催
- 【宮城大学×宮城県多賀城高等学校】未来志向型アントレプレナーシップワークショップ(2023年度)
- 【宮城大学×宮城県古川高等学校】未来志向型アントレプレナーシップワークショップ(2023年度)
- 【宮城大学×仙台育英学園】 未来志向型アントレプレナーシップワークショップ(沖縄) (2023年度)
- 【宮城大学×仙台育英学園】未来志向型アントレプレナーシップワークショップ (2023年度)
- 「Downstreamから学ぶDX」リスキリングプログラム事例&導入ワークショップ (2023年度)
- 宮城大学がリーダーを務めるJST-START採択プロジェクト「価値検証フィールドワーク」 (2023年度)
- 【宮城大学×仙台育英学園】未来志向型アントレプレナーシップワークショップ (2022年度)
- 「Downstreamから学ぶDX」リスキリングプログラム、事例&導入ワークショップ (2022年度)
- 「Downstreamから学ぶDX」リスキリングプログラム