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24.09.13
【宮城県×宮城大学】8/31DX人材育成プログラム 「Downstream から学ぶDX」事例紹介・導入ワークショップを実施/事業構想学群
宮城大学では、宮城県からの委託により、県内の中小企業等において DX 推進を担う方々を対象とした DX 人材育成プログラム(Downstream から学ぶ DX)を実施しています。 8月31日、事例紹介・導入ワークショップを開催しましたのでお知らせいたします。
身近な課題を解決し、検証を繰り返すことの大切さを学ぶ
DXの活用事例とPoCを知り・最新技術を体験する導入WS
今回のワークショップには県内の中小企業の担当者など約30名が参加。午前中は事例紹介やPoCに関する講義、午後は、ドローンやVR・AI・プログラミングなど最新技術の体験会を実施しました。
講義では、過去のDX人材育成プログラムで取り扱った事例を紹介しました。建設重機レンタル事業の事例では、キャッシュフロー改善のため、自社の強みを生かした新規事業として重機のインターネット販売を実施したものや、店の前の人流をデータ化することで来店客数を予測して食品ロスを減らした老舗飲食店の事例などを紹介しました。受講生は自分の会社や自分の業界に置き換えながら、グループでディスカッションを通じてどうしたらDXが成功するかを考え、議論しました。
次にPoC(Proof of Concept:サービスや製品に用いられるアイデアや技術が実現可能かを確認する実証作業)について紹介。今回のプログラムでは、受講生が教員やメンターの指導のもとPoCに取り組み、12月にその成果を発表します。
ドローンやVR・AI・プログラミングなど最新技術の一部を体験
体験会では、ドローンやVR・AI・プログラミングなど最新技術を紹介、受講生はグループごとに、5つのブースを順番に回りそれぞれの技術を体験しました。各ブースでは「VRとは」、「生成AIとは」など技術の概要やDX事例についてのレクチャーを行うとともに、簡単な課題が設けられています。
例えば、ドローンのコーナーでは「フリップ(宙返り)を入れたドローンの運行計画をプログラムしてみよう」という課題に挑戦。ドローンがうまく飛行するように、タブレットを使いながら試行錯誤を繰り返しました。また、ノーコードのプログラミングツールMESHのコーナーでは、「明るさブロックが(手などで)ふさがれたらLEDブロックが30秒光る」という課題に挑戦。タブレットを使って実践しながら、条件(Input)と結果(Output)の概念を学ぶことができます。
受講生は今後、ハードウェア制御系・データ系・コンテンツ系からなるモジュール科目のオンデマンド講義を受講し、メンターの伴走のもとPoCに取り組んでいきます。プログラムの最後には、メンターと受講生が顔合わせを行い、受講生が普段抱えている課題感を共有する場が設けられました。
プログラムを担当する中田千彦教授は「普段企業にお勤めのみなさんがこうやって大学に集まっていただいていることは価値があること。我々教員やメンターがサポートするので何なりと相談してほしい」とコメントしました。最終発表会ではどのようなDXの事例が生まれるのか、今後のプログラムについてもご期待ください。
開催概要
イベント名 | Downstream から学ぶDX 事例紹介・導入ワークショップ |
日時 | 2024年8月31日(土)10:00~16:30 |
会場 | 宮城⼤学⼤和キャンパス 交流棟2階 PLUS ULTRA− |
受講者数 | 約30名 |
受講費 | 無料 |
受講方法 | 事前申込制 |
主催・問い合わせ | 宮城大学DDX事務局 電話:022-377-8194、メール:downstreamdx@gmail.com |
協力 | NTT東日本 |
宮城県令和 6 年度産業デジタル専門人材育成業務について
人口減少・高齢化が進展する中で経済成長を実現するには、生産性向上が不可欠であり、そのためには DX(デジタルトランスフォーメーション)が重要となっています。しかしながら、DX 推進の中心的な役割を担うデジタル人材の不足は深刻化しており、中小企業の DX 推進を妨げる要因の 1 つに挙げられています。
本事業では、県内産業のDX推進を加速化させるため、専門的な技術力、新たな価値を創造できる企画力を持った人材を育成することを目的としています。
宮城大学について
宮城大学は、グローバルな視点で地域社会の発展に貢献できる人材の育成を理念の一つとして掲げ、実学を尊重し、実践的な教育に取り組んでいます。具体的には、現代社会の諸課題を多角的・グローバルな視点で論理的にとらえ、その課題解決に向けた事業を実行可能かつ持続可能なものとして構築する能力を身につけるとともに、豊かな人間性を基盤として地域資源の活用や新たな価値創造を志向し、産業、行政及び社会の各分野で先導的役割を担うことができる挑戦意欲旺盛な人材の育成を目指しています。これまでも中小企業を対象とした「Downstream から学ぶ DX」リスキリングプログラム、高校生を対象とした「未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム」など様々な実践志向の教育プログラムを展開し高い評価を得ています。
Downstreamから学ぶDX
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