新着情報

24.09.26

9/14高校生向け「未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム」ワークショップを開催

宮城大学では、共通テスト等において「情報」科目が追加されることなどを踏まえ、高校生が情報や社会の変化に関わる基本的なエッセンスを理解するとともに新しいテクノロジーを体験し、課題解決や将来の進路などを考える「未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム」を展開しています。2024年度のプログラムのメイン講座となる対面ワークショップを9月14日に大和キャンパスで実施しましたのでお知らせいたします。

身近な課題の解決を起点に、PoCと最新の技術を学ぶワークショップ

ワークショップは午前中のレクチャーと午後の最新技術の体験会により構成されています。今回のプログラムには、県内外の高等学校から1~3年生合計22名が参加。参加者たちはこれまで、7月のエントリー時に提出した課題について伴走者である社会人メンターとのオンラインミーティングを重ね、身近な問題への意識を高めてきました。今回のプログラムは、レクチャーによりPoC (Proof of Concept:サービスや製品に用いられるアイデアや技術が実現可能かを確認する実証作業)に関する理解を深め、デジタル技術の体験により課題対応能力を高めることを目的としています。

課題解決の考え方や検証方法を学ぶレクチャー

前半は、交流棟2階PLUS ULTRA−において、エントリー課題であった「宇宙人になったつもりで地球人のおかしなところを挙げよ」という身近な問題発見テーマを題材にしながら、「問題」と「課題」の違いについて紹介しました。講師からは「『課題』は解決策を立てうる『問題』である」「特定の誰かが何らかの状況でものすごく困っているという状況をとらえるのが大事」と説明があり、参加者はその後「たくさんの目覚まし時計を使っても起きられない人が朝起きるためにどうするか」を例に課題解決の進め方をグループで議論しました。

アプリ開発やビッグデータ分析など、最新技術の体験会

後半は、グループごとにWeb開発・ビッグデータ分析・VR・MESH・ドローンのコーナーをそれぞれめぐり、最新技術の体験会を実施しました。ビッグデータ分析のコーナーでは、「祭り」をテーマに、携帯電話ネットワークを活用して作成される人口統計情報「モバイル人口統計」を利用しながら、祭り会場周辺の人口の変化や来場者の居住地分析を行いました。Web開発のコーナーではHTML、CSS、JavaScriptを利用してタスク管理アプリづくりに挑戦、ソースコードを打ち込みながらWebの裏側の仕組みを紹介しました。

プログラムを担当する事業構想学群の中田千彦教授は「これまでも高校生向けのプログラムを行ってきたが、今年は広く高校生にお声掛けしてプログラムを企画した。これまで数年間かけて作ってきたプログラムなので、ぜひ楽しんでほしい」と話しました。参加者たちは今後、11月末までにPoCの提出を目指します。

開催概要

イベント名

未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム

ワークショップ
開催日時 2024年9月14日(土)10:00~16:30
開催場所 宮城⼤学⼤和キャンパス 交流棟2階 PLUS ULTRA−
受講者数 22名
受講費 無料
受講方法 事前申込制
内容 レクチャー、技術体験会
主催・問い合わせ 

宮城大学アントレ事務局 担当 大槻 080-6027-5614

メール:entrepreneurship.myu@gmail.com

※このプログラムは、みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム(Michinoku Academia Startup Platform: MASP)により展開されているEDGE-PRIME Initiative(高校生向けアントレプレナー教育プログラム開発事業)により行われたものです。

担当教員
中田 千彦:事業構想学群教授、石内 鉄平:事業構想学群准教授、薄井 洋子:事業構想学群助教、安藤 裕:事業構想学群准教授、​​​​​​​​​​​​​​太田 賢:事業構想学群教授、​​​​​​​​​​​​​​宮﨑 義久:事業構想学群准教授、​​​​​​​​​​​​​​齊藤 祐輔:事業構想学群助教、​​​​​​​​​​​​​​藤澤 由和:事業構想学群教授、大槻 優花:事業構想学群特任教員、佐々木 哉瑠:事業構想学群特任教員

事業構想学群について

宮城大学は、グローバルな視点で地域社会の発展に貢献できる人材の育成を理念の一つとして掲げ、実学を尊重し、実践的な教育に取り組んでいます。事業構想学群では、現代社会の諸課題を多角的・グローバルな視点で論理的にとらえ、その課題解決に向けた事業を実行可能かつ持続可能なものとして構築する能力を身につけるとともに、豊かな人間性を基盤として地域資源の活用や新たな価値創造を志向し、産業、行政及び社会の各分野で先導的役割を担うことができる挑戦意欲旺盛な人材の育成を目指しています。

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