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23.12.08
【AKOMEYA TOKYO×宮城大学】12/1商品企画プレゼンテーションを実施/食品マーケティング演習
食品マーケティング演習は、食産業学群の3年次後期開講の選択科目で、食産業を事例とした商品(コミュニケーション)企画の立案に関して演習形式で学ぶ講義です。12月1日、AKOMEYA TOKYOの山本浩丈代表取締役社長と平田和也商品部部長をゲストに迎え、宮城県の地域資源を活用した商品提案に関するプレゼンテーションを行いましたのでお知らせいたします。
学生たちが、宮城県の地域資源を活用した商品を提案
「AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ」において実際に販売を目指す
AKOMEYA TOKYOは、全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に、ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料、食器・調理道具などを扱い、東京を中心に19店舗+オンラインショップを展開するライフスタイルショップです。以前の講義では、AKOMEYA TOKYOが目指す社会やマーケティング戦略の方向性、これからの時代に求められるマーケティングや企業のあり方、PR戦略に関する話題が紹介されました。
今回は、これまでの特別講義をふりかえながら、①AKOMEYA TOKYOのミッション・ビジョンに沿っているか、②仙台パルコの顧客層に向けたものであるか、③宮城県にゆかりのある商品であるかといった視点をふまえ、宮城県の地域資源を活用した商品を学生がバイヤーとして発掘、「AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ」において実際に販売を目指しグループごとにプレゼンテーションしました。
学生たちの提案は、SDGsに貢献するなど“日本の食の可能性を拡げられるか”や、創業者の思いや商品のこだわりといった“ストーリーがどのようなものなのか”といった視点から、鯨肉を活用したハンバーグやホタテの貝ひもを使った調味料などがピックアップされました。また、仙台パルコに実際に足を運び店長へのインタビューを行うなど、フィールドワークから得られた顧客分析結果をふまえ実現性の高い商品提案を行うグループもありました。
参加した山本社長・平田部長からは「学生たちからの提案で、宮城に様々な食材があることがわかりました。特に宮城は海・山・陸のすべての食材が揃う・集まるエリアであり、また、それぞれの食材にも魅力的なストーリーがあることがよくわかりました。このエリアへの出店を決めてよかったと思えるプレゼンテーションでした。」「AKOMEYA TOKYOを理解しようとしてくれたのがうれしく、学生の方々がきっちり時間も割いていただいたことがわかる、我々も刺激を受ける素晴らしい内容でした」とコメントいただきました。また、参加した佐々木学長からは「地域の歴史や文化等の整理を行いながら、宮城県の魅力的な商品を発掘し、マーケティングのあり方を考える学生の姿が確認できたことをうれしく思う。今後の仙台パルコでの販売が楽しみ」とのコメントが寄せられました。
本講義で提案された商品は、東北エリア初の直営店として9月末にオープンした「AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ」において1月以降に販売される予定です。販売にあたっては店頭やSNSでのコミュニケーション設計にも挑戦し、引き続き実践的な食品マーケティングのさらなる学びを習得していきます。
AKOMEYA TOKYOとは
AKOMEYA TOKYOは「一杯の炊き立てのごはんから広がるおいしい輪」をコンセプトに、全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に、ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料、食器・調理道具などを扱い、東京を中心に19店舗+オンラインショップを展開するライフスタイルショップです。2013年4月に銀座の店舗から始まり、ブランドとして今年で10周年を迎えました。全国の生産者との強い繋がりと信頼関係のもと「ほんもの」のおいしさにこだわった商品開発やセレクトを行っており、古くからある日本の食文化や伝統を現代のライフスタイルに合わせ提案しています。下記3つのカテゴリーで厳選し世の中へご提案していきます。
- 日本の食文化の中心である「お米」
- 一杯のごはんをさらにおいしくする「お供や調味料」
- 食卓を彩る日本の伝統的な「食を中心とした雑貨」
食品マーケティング演習とは
3年次後期開講の選択科目で、食産業を事例とした、商品(コミュニケーション)企画などを対象に、その企画を立てるまでのリサーチについて講義と演習形式で学びます。商品(コミュニケーション)企画のためのリサーチを通じて、食品のマーケティングについての知識・理解を深め、今後マーケティング活動を展開していく上で必要となるスキルの獲得を目指します。
・担当教員:滝口 沙也加:食産業学群 助教、マーケティング・コミュニケーション研究室
今、安全で、美味しく、体に良く、しかも簡便な食品が求められています。食産業学とは、農畜水産物の「生産」から「加工」「流通」「サービス」、そして「消費」までの全てをカバーする学問であり、食の課題を自然科学、社会科学両面の学びから解決できると考えています。マーケティング・コミュニケーション研究室では、食・食品を対象として、消費の意味や価値を明らかにする質的手法の検討や消費者ニーズの分析に関する研究を行っています。
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