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24.04.16
【AKOMEYA TOKYO×宮城大学】 1月、食産業学生が宮城県の地域資源を活用した商品を提案AKOMEYA TOKYO 仙台パルコで販売しました/食品マーケティング演習
宮城大学では、地域課題を解決する研究と社会連携を推進し、これらに基づいた教育により地方創生とその発信を先導しうる人材を育成しています。1月、食品マーケティング演習を履修している食産業学群の学生たちが、AKOMEYA TOKYO と産学連携プロジェクトとして、宮城県の地域資源を活用した商品販売をAKOMEYA TOKYO 仙台パルコで行いました。
宮城における地域資源の活用・食文化伝承を目指して
15の商品を企画・提案・販売
この授業には食産業学群の3年生29名が参加、AKOMEYA TOKYOにおける共通ビジョン:地域や作り手の経済的利益だけではなく、地域資源の活用や食文化伝承などの「社会的価値の実現を目指す」といったコンセプトを学び、学生らがそれらをかなえる商品を発掘しグループごとに企画・検討し提案を行ったものです。
参考:12/1商品企画プレゼンテーションを実施
当初は提案したものの中から数点の商品を選抜し販売を行う予定でしたが、AKOMEYA TOKYO仙台パルコ店スタッフの全面的な協力のもと当初の想定を大きく上回る15商品を販売することとなりました。学生たちは、販売するうえで必要な POP やタペストリーなどの店頭販促物もあわせて制作。1月12日と1月19日の2日間にわたって、実際に店頭にたって販売を行いました。
▼販売を行った商品
宮城ほやラー油 / 仙台麩 / 本場仙台みそ /can ささ笹かまアヒージョ /can ささ牛タンアヒージョ / 石巻金華茶漬け(牡蠣)/石巻金華茶漬け(かつお)/CANNED 缶詰銀鮭の醤油煮/CANNED 缶詰牡蠣のしぐれ煮/ ホタテ貝ひものガリバタ醤油 /リアスの詩さんま昆布巻き / 帆立のリッチフレーク / イタリアンバーグ / 石巻金華茶漬け(さば)/ 石巻金華茶漬け(せせり)
食品マーケティング演習を担当した滝口助教は「企業との連携により、学生時代では経験できない、食品マーケティングの現場を学び体験することができたと思います。今回は商品提案だけではなく、販売というお客様との接点の場に足を踏み入れ、どうしたら商品の魅力が伝わるのか、マーケティングの理論や分析方法を用いながら学生自らが工夫をする姿が見受けられました。学生からは『食品マーケティングの大変さとともに面白さや達成感を習得できた』という声が多く聞かれました。また、ご協力いただいたAKOMEYA TOKYOのみなさまには、地域を大切にして課題解決のために分野横断的な視点で食の問題に取り組む食産業学群の視点についてとても喜んでいただけました。今後も地域や産地の実情にも目を向けながら食産業学群での学びを活かした取り組みを続けていきますので、引き続きご注目ください」とコメントを寄せました。
開催概要
日時 | 2024年1月12日(金)と1月19日(金)、11:00~11:30頃 |
場所 | AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ (980-8484 宮城県仙台市青葉区中央1-2-3 仙台パルコ本館1階) |
内容 | 食産業学生が授業内で提案した「宮城県の地域資源を活用した商品」の接客販売と、POPやパネルなどの店頭販促物の展示を行います。 |
取材等の お問い合わせ | 宮城大学事務局企画入試課 中木(広報担当) 電話:022-377-8217、メール:kouhou@myu.ac.jp |
AKOMEYA TOKYOとは
AKOMEYA TOKYO は「一杯の炊き立てのごはんから広がるおいしい輪」をコンセプトに、全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に、ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料、食器・調理道具などを扱い、東京を中心に 22 店舗 + オンラインショップを展開するライフスタイルショップです。2013 年 4 月に銀座の店舗から始まり、2023 年で 10 周年を迎えました。全国の生産者との強い繋がりと信頼関係のもと「ほんもの」のおいしさにこだわった商品開発やセレクトを行っており、古くからある日本の食文化や伝統を現代のライフスタイルに合わせ提案しています。
今回の宮城大学 - 食産業学群とのプロジェクトを実施させていただいた理由は、未来に残す地域の食文化、それを若い世代が町に愛着を感じ、誇りを感じ、その魅力を伝えたいと思える動機を作り、学生の皆さんと一緒に地域にある豊かな食文化の発見と伝達をAKOMEYA TOKYOがつなぎ手として担わせていただく。これは私達が掲げるビジョン「世界に誇れる “おいしい” の循環型社会」の実現に資する活動であると考えたからです。
宮城大学の授業「食品マーケティング演習」
3年次後期開講の選択科目で、食産業を事例とした、商品(コミュニケーション)企画などを対象に、その企画を立てるまでのリサーチについて講義と演習形式で学びます。商品(コミュニケーション)企画のためのリサーチを通じて、食品のマーケティングについての知識・理解を深め、今後マーケティング活動を展開していく上で必要となるスキルの獲得を目指します。
指導教員プロフィール
・滝口 沙也加:食産業学群 助教、マーケティング・コミュニケーション研究室
今、安全で、美味しく、体に良く、しかも簡便な食品が求められています。食産業学とは、農畜水産物の「生産」から「加工」「流通」「サービス」、そして「消費」までの全てをカバーする学問であり、食の課題を自然科学、社会科学両面の学びから解決できると考えています。マーケティング・コミュニケーション研究室では、食・食品を対象として、消費の意味や価値を明らかにする質的手法の検討や消費者ニーズの分析に関する研究を行っています。
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