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24.12.25
【AKOMEYA TOKYO×宮城大学】12/3商品企画プレゼンテーションを実施/食品マーケティング演習
「食品マーケティング演習」は、食産業学群の3年次後期開講の選択科目で、食産業を事例とした商品(コミュニケーション)企画の立案に関して演習形式で学ぶ講義です。12月3日、AKOMEYA TOKYOの山本浩丈代表取締役社長・米山紋子バイヤー・本間萌子店長をゲストに迎え、宮城県の地域資源を活用した商品提案に関するプレゼンテーションを行いましたのでお知らせいたします。
食産業を学ぶ学生たちが宮城県の商品を発掘し提案
「AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ」において販売を目指す
AKOMEYA TOKYOは、全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に、ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料、食器・調理道具などを扱い、東京を中心に26店舗+オンラインショップを展開するライフスタイルショップです。これまでの講義では、AKOMEYA TOKYOが目指す社会や地域との関わり、マーケティング戦略や商品政策に関する話題が紹介されました。
今回はこれまでの講義をふりかえながら、食産学生が宮城県の食材を発掘するバイヤーとして、前年から継続したい商品と新たに「AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ」で販売したい商品を2つずつ、グループごとに提案しました。
プレゼンテーションにあたり、学生たちは実際に商品を購入し試食するなど、商品の美味しさに関する情報やパッケージから伝わる印象を自ら収集し、フードロス削減や障がい者支援といった視点から商品のストーリーを紹介しました。
山本浩丈代表取締役社長のコメント
「学生のみなさんから宮城県にはあらためて様々な食材があることを教えてもらいました。特に宮城は海・山・陸のすべての食材が揃う・集まるエリアであり、また、それぞれの食材にも魅力的なストーリーがあることがよくわかりましたし、このエリアへの出店を決めてよかったと思えるプレゼンテーションでした。AKOMEYA TOKYOを理解しようとしてくれたのがうれしく、学生のみなさんがきっちり時間も割いていただいたことがわかり、わたしたちも刺激をもらえる素晴らしい内容でした。そして、今回の商品選定のプロセスを通じて、学生のみなさんが改めて地元の魅力に気づき、愛着をもち、『この地域を元気したい』という契機になれば、こんなにうれしいことはありません。」
米山紋子バイヤーのコメント
「これまでの講義の内容を踏まえた商品選定をしてくれたことが伝わり、大変嬉しく思いました。また、実際に試食した感想や、レシピの提案まで踏み込んで、プレゼンテーションをしてくださるグループもあり、興味深かったです。是非、販売体験時の接客でも活かしていただければと思います。」
本間萌子店長のコメント
「学生のみなさんがそれぞれの視点で、仙台パルコのお客様ニーズをしっかりと理解するプロセスを通じて商品選定に繋げてくれたことは、とても嬉しく感じました。実際に店頭で販売するのが私自身もとても楽しみです。販売体験の際もみなさんの言葉で、お客さまに商品の魅力を伝えていただけたら嬉しいです。」
本講義で提案された商品は、東北エリア初の直営店として2023年9月にオープンした「AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ」において1月17日(金)から販売される予定です。販売にあたっては店頭やSNSでのコミュニケーション設計にも挑戦し、引き続き実践的な食品マーケティングのさらなる学びを習得していきます。
AKOMEYA TOKYOとは
AKOMEYA TOKYO は「一杯の炊き立てのごはんから広がるおいしい輪」をコンセプトに、全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に、ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料、食器・調理道具などを扱い、東京を中心に 26店舗 + オンラインショップを展開するライフスタイルショップです。2013 年 4 月に銀座の店舗から始まり、2023 年で 10 周年を迎えました。全国の生産者との強い繋がりと信頼関係のもと「ほんもの」のおいしさにこだわった商品開発やセレクトを行っており、古くからある日本の食文化や伝統を現代のライフスタイルに合わせ提案しています。
今回の宮城大学 - 食産業学群とのプロジェクトを実施させていただいた理由は、未来に残す地域の食文化、それを若い世代が町に愛着を感じ、誇りを感じ、その魅力を伝えたいと思える動機を作り、学生の皆さんと一緒に地域にある豊かな食文化の発見と伝達をAKOMEYA TOKYOがつなぎ手として担わせていただく。これは私達が掲げるビジョン「世界に誇れる “おいしい” の循環型社会」の実現に資する活動であると考えたからです。
<関連>(2023年度)
食品マーケティング演習
3年次後期開講の選択科目で、食産業を事例とした、商品(コミュニケーション)企画などを対象に、その企画を立てるまでのリサーチについて講義と演習形式で学びます。商品(コミュニケーション)企画のためのリサーチを通じて、食品のマーケティングについての知識・理解を深め、今後マーケティング活動を展開していく上で必要となるスキルの獲得を目指します。
担当教員プロフィール
・滝口 沙也加:食産業学群 准教授、マーケティング・コミュニケーション研究室
今、安全で、美味しく、体に良く、しかも簡便な食品が求められています。食産業学とは、農畜水産物の「生産」から「加工」「流通」「サービス」、そして「消費」までの全てをカバーする学問であり、食の課題を自然科学、社会科学両面の学びから解決できると考えています。マーケティング・コミュニケーション研究室では、食・食品を対象として、消費の意味や価値を明らかにする質的手法の検討や消費者ニーズの分析に関する研究を行っています。
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