新着情報
25.12.03
【AKOMEYA TOKYO×仙台放送×宮城大学】10/21日本の食の可能性を拡げるAKOMEYA TOKYO、地域産品の魅力を発信する仙台放送からそれぞれが目指すマーケティング戦略を知る
食品マーケティング演習は、食産業学群の3年次後期開講の選択科目で、食産業を事例とした商品(コミュニケーション)企画の立案に関して演習形式で学ぶ講義です。10月21日、AKOMEYA TOKYOの柘野 英樹氏、仙台放送の小嶋 景太 氏をゲストとしたレクチャーを実施しましたのでお知らせいたします。

世界に誇れる”おいしい”の循環型社会をつくる、日本の食の可能性を拡げる
AKOMEYA TOKYOが目指す社会やマーケティング戦略の方向性を知る
AKOMEYA TOKYOは、全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に、ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料、食器・調理道具などを扱い、3大都市圏を中心に36店舗+オンラインショップを展開するライフスタイルショップであり、柘野氏はマーケティング部長としてその最前線で活躍しています。今回の講義では、AKOMEYA TOKYOが目指す社会や作り手との取り組み事例、そしてマーケティング戦略などを踏まえながら、地域との関わりを強固にするAKOMEYA TOKYOに関する話題が紹介されました。



地域産品の魅力を発信するメディアのあり方
地域産品×メディアで生まれる地域や企業とのつながり
仙台放送からは本学卒業生の小嶋氏が登壇し、同社が運営するECサイト「地産地消市場 仙臺いろは」の紹介がありました。この事業は宮城県産の食材や特産品を全国に届ける取り組みで、テレビ局ならではの情報発信力を活かし、地域産品の魅力を広く伝えています。講義では、本事業を含むEC事業の運営事例を交えながら、テレビ局が地域経済に果たす役割や、EC事業を通じた地域と企業の連携について具体的な事例を交えながら紹介がなされました。



受講した学生からはAKOMEYA TOKYO柘野氏の講義に対し、「地域の魅力を“食”という形で伝えることは、ただ商品を売るということ以上に、人と地域をつなぐ温かい活動だと改めて感じました」「私は生産者さんの想いを商品に込めてお客様に伝えることに興味があったので、本講義がとても楽しみです」といったコメントが寄せられ、これからの食の可能性を考えるうえで学びにつながるレクチャーとなりました。




また、仙台放送小嶋氏の講義については、「ニュースや番組を通して地域の出来事を伝えるだけでなく、地元企業や生産者と連携しながら地域の良さを発信していくという役割があることを学び、メディアの存在が地域の発展に大きく関わっていることを実感しました」「「いいものをつくったら売れる」という考えでは時代遅れになる可能性があるという意見を聞き、「情報をどのように届けるか」で商品価値が変化するということも学んだ」といった声が学生からあがるなど、地域を盛り上げるために欠かせない実践的な視点に関するお話がなされました。





今後の演習では、昨年度に引き続き宮城県の地域資源を活用した商品を学生がバイヤーとして発掘、東北エリア初の直営店として2023年9月末にオープンした「AKOMEYA TOKYO 仙台パルコ」と連携して実際に販売を目指す予定です。販売にあたっては店頭でのコミュニケーション設計や接客にも挑戦するなど、実践的なマーケティングのさらなる学びを習得していきます。

※2024年度企画の様子です
AKOMEYA TOKYOについて
AKOMEYA TOKYOは「一杯の炊き立てのごはんから広がるおいしい輪」をコンセプトに、全国各地から厳選したさまざまな種類のお米を中心に、ごはんと相性抜群のごはんのお供や和食の中心にある出汁や調味料、食器・調理道具などを扱い、東京を中心に 36店舗 + オンラインショップを展開するライフスタイルショップです。2013 年 4 月に銀座の店舗から始まり、2023 年で 10 周年を迎えました。全国の生産者との強い繋がりと信頼関係のもと「ほんもの」のおいしさにこだわった商品開発やセレクトを行っており、古くからある日本の食文化や伝統を現代のライフスタイルに合わせ提案しています。


仙台放送・仙臺いろはについて
「地産地消市場 仙臺いろは」は東日本大震災後の地元事業者支援を目的にスタート。宮城県は「食材王国」と冠するほど、山から海から高品質な食材が豊富にあります。お米、笹かまぼこ、仙台牛、牡蠣、ほやなどの海産物、大豆やせり、パプリカなどの野菜、牛タンやずんだなどのお土産の定番まで、様々な宮城県産品を全国へ発信し、テレビ局の情報発信力を活かして地域産品の販路拡大に貢献しています。


食品マーケティング演習
3年次後期開講の選択科目で、食産業を事例とした、商品(コミュニケーション)企画などを対象に、その企画を立てるまでのリサーチについて講義と演習形式で学びます。商品(コミュニケーション)企画のためのリサーチを通じて、食品のマーケティングについての知識・理解を深め、今後マーケティング活動を展開していく上で必要となるスキルの獲得を目指します。
<関連>(2024年度)
担当教員プロフィール
・滝口 沙也加:食産業学群 准教授、マーケティング・コミュニケーション研究室
今、安全で、美味しく、体に良く、しかも簡便な食品が求められています。食産業学とは、農畜水産物の「生産」から「加工」「流通」「サービス」、そして「消費」までの全てをカバーする学問であり、食の課題を自然科学、社会科学両面の学びから解決できると考えています。マーケティング・コミュニケーション研究室では、食・食品を対象として、消費の意味や価値を明らかにする質的手法の検討や消費者ニーズの分析に関する研究を行っています。

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