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新着情報

23.09.20

7/5宮城県庁地域振興課と宮城大学地域連携実践教育推進室による地域活動への理解を深める共同プログラムを実施しました/地域フィールドワーク

7月5日,宮城大学大和キャンパス講堂において,宮城県庁地域振興課と宮城大学地域連携実践教育推進室による共同プログラムを実施しました。このプログラムは,宮城県庁における県内学生を対象とした関係人口構築事業の取り組みを受け,地域学習や地域活動への理解を深めることを目的としたもので,県内の若手のまちづくり実践者2名による話題提供と,宮城県庁によるレクチャーを本学における全学群1年生必修の講義「地域フィールドワーク」の1コマに取り入れる形で実施したものです。

栗原市・女川町で働く若手のまちづくり実践者2名による話題提供

県内若手まちづくり実践者2名による話題提供は以下のタイトルで行いました。

  • 「大自然の中に住まい,働くってどんなこと?~人口約900人の地域に住む前と住んでみて~」
    栗原市花山地区地域おこし協力隊 海山裕太氏
  • 「1500キロの距離を越え,女川町の「アスヘノキボウ」で働くわけ」
    特定非営利活動法人アスヘノキボウ 岩部莉奈氏

栗原市花山地区地域おこし協力隊として活躍する海山氏は,栗原市に多く残る農家の表門としてつくられた「長屋門」を地域資源として活用するプロジェクトや,花山地区における移住体験ツアー・住民アンケート等を紹介しました。女川町の特定非営利活動法人アスヘノキボウで働く岩部氏は,インターンをきっかけとした女川町への移住の経緯や,現在アスヘノキボウで実施している事業など,地域において社会課題解決に取り組みながら働く姿を紹介しました。

参加した学生からの質問としては「活動している地域の魅力は何ですか」「今のお仕事のやりがいは何ですか」「大学で学んだことや身につけたスキルは今のお仕事に活きていますか」などの質問が挙げられ,海山氏・岩部氏からそれぞれ「あたたかい人が多いことが魅力である」「挑戦できる機会に恵まれていてやりがいを感じる」「人を巻き込んでプロジェクトを動かす際など,大学時代の学びや経験が活きていると感じる」等,実体験をもとにした回答がありました。

地域が抱える様々な課題に対して自発的に関わるための手段のひとつ
「地域おこし協力隊」や「実践型インターンシップ」を紹介

若手まちづくり実践者からのお話の後,宮城県企画部地域振興課・森野敬恵技術主査(副班長)から,地域との多様なかかわり方についてレクチャーを行いました。
宮城県は,人口減少や高齢化に際して地域の活力を維持・発展するため,県内の学生を対象とした関係人口(地域の担い手)を構築する事業に取り組んでおり,地域が抱える様々な課題に対して自発的に関わっていくための手段として「地域おこし協力隊」や「実践型インターンシップ」があることを紹介,より積極的に宮城県に関わって欲しいと学生に伝えました。

最後に佐々木准教授より「地域フィールドワークは地域学習の入り口の科目であるため,さらに興味や意欲がある学生は学内外にある機会を積極的に活用してほしい」と総括を行いました。

担当教員

・趣旨説明・総括:佐々木 秀之(事業構想学群准教授)
・ファシリテーション:中沢 峻(事業構想学群助教)

地域フィールドワークについて

全学を対象にしたフレッシュマンコアの必修科目で,地域の自然・歴史・文化等を学びながら,地域社会の将来に対する使命感を涵養し,これからの主体的な学びに向けた動機づけとなることを目標としています。

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