新着情報
25.11.11
9/27高校生向け「未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム」ワークショップを開催しました
宮城大学では、高校生・高専生を対象に、新しいテクノロジーを体験し、その体験をもとに課題解決や将来の進路などを考える「未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム」を実施しています。2024年度に引き続き、2025年度もプログラムを開講し、メインプログラムとなる対面ワークショップを9月27日に大和キャンパスで実施しましたのでお知らせいたします。



アプリ開発やプログラミングについて、手を動かしながら学ぶ
⼤和キャンパス 交流棟2階の「PLUS ULTRA−」に集まった参加者はまず、ドローン・MESH・Webアプリと最新技術の体験を行いました。これまでのワークショップでも実施してきたノーコードのプログラミングツール「MESH」のコーナーでは、インターネットを介して家電等の遠隔操作を可能にする「SwitchBot」というデバイスが新たに加わり、MESHと組み合わせて日常にどのように活用できるか考えました。






今回与えられたのは、「人が動いたらモニターやライトを自動で点ける」という課題。SwitchBotには家電製品の信号を登録することができ、さらにMESHと接続することで、MESHのセンサーが人の動きを検知したことをきっかけにモニターやライトを点灯させることができます。インターネットとものがつながる「IoT」(Internet of Things)の世界を体験しました。参加者はさらに今回の体験を踏まえ、MESHやSwichBotを日常生活のどんな場面で活用できるかを考えました。MESHの明るさセンサーを活用し、「屋外の明るさに合わせてカーテンが開け閉めされる」などのアイデアが出されました。




また、Webアプリ開発では、生成AI「Google Gemini」を活用し、サイコロゲームやスポーツゲームなどのアプリ開発に挑戦しました。生成AIに「こんなゲームを作ってほしい」という指示を出すと、コードが自動的に生成されて瞬時にアプリが作り上げられました。参加者は実際にアプリを動かしながら修正点を見つけ、アプリの改良を進めていました。



「人の心をつかむ」面白いアイデアの考え方を知る
参加者は今回のプログラムで社会人メンターのサポートのもと、「身の回りのモヤモヤを解決するアイデア」や「やってみたいこと」について自分で計画し行動に移す「PoC-H(ポッチ)※」に取り組んでいきます。体験の後に開催された講義・ワークショップでは、PoC-H(ポッチ)の進め方について説明があり、参加者は「課題を考える」「解決策を考える」「プロトタイプを作る」という流れや、まずは考えたアイデアについて近しい人に意見を聞いてみることが大切ということを理解しました。
※PoC-H(ポッチ):Proof of Conceptual Hook「発想のおもしろさや、人を引き込む核となるアイデアに力があるかどうかを確かめる試み」という意味の造語です



プログラムを担当する事業構想学群の中田千彦教授は「宮城大学には、デジタル技術を使ってどうやって社会をよりよくしていくかを日々研究・実践している先生たちがたくさんいる。ぜひ安心してプログラムにのめりこんで、これからの進路に活かしてほしい」と話しました。

開催概要
| イベント名 | 未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラムワークショップ |
| 開催日時 | 2025年9月27日(土) 10:00~16:30 |
| 開催場所 | 宮城⼤学⼤和キャンパス 交流棟2階 PLUS ULTRA− |
| 受講者数 | プログラム受講生のうち17名 |
| 受講費 | 無料 |
| 受講方法 | 事前申込制 |
| 内容 | レクチャー、技術体験会 |
| 主催・問い合わせ | 宮城大学アントレ事務局 担当 大槻 080-6027-5614 メール:entrepreneurship.myu@gmail.com |
※このプログラムは、みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム(Michinoku Academia Startup Platform: MASP)により展開されているEDGE-PRIME Initiative(高校生向けアントレプレナー教育プログラム開発事業)により行われたものです。
担当教員
中田 千彦:事業構想学群教授、藤澤 由和:事業構想学群教授、太田 賢:事業構想学群教授、宮﨑 義久:事業構想学群准教授、高山 純人:事業構想学群准教授、齊藤 祐輔:事業構想学群助教、大槻 優花:事業構想学群特任教員、佐々木 哉瑠:事業構想学群特任教員
「未来志向型アントレプレナーシップ教育プログラム」特設サイトでは、過去の開催の様子や、修了生の声を掲載しています。
事業構想学群について
宮城大学は、グローバルな視点で地域社会の発展に貢献できる人材の育成を理念の一つとして掲げ、実学を尊重し、実践的な教育に取り組んでいます。事業構想学群では、現代社会の諸課題を多角的・グローバルな視点で論理的にとらえ、その課題解決に向けた事業を実行可能かつ持続可能なものとして構築する能力を身につけるとともに、豊かな人間性を基盤として地域資源の活用や新たな価値創造を志向し、産業、行政及び社会の各分野で先導的役割を担うことができる挑戦意欲旺盛な人材の育成を目指しています。
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