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23.12.12
【宮城大学×仙台三越】お歳暮ギフトの「まごわやさしい」牛たん弁当を開発/金内研究室
フードマネジメント学類金内研究室では、発酵・醸造技術を用いた商品開発及び高品質製造や未利用食材の有効利用について研究・開発をしています。このたび、金内研究室の学生らが株式会社仙台三越との共同企画により「まごわやさしい」牛たん弁当をお歳暮ギフトとして開発、三越オンラインストアにより販売されていますのでお知らせいたします。
若い世代の関心が高いSDGsをコンセプトに
家族(両親、祖父母等)の健康を考えて
食品業界では、フードロスや未利用資源の利活用が課題となっております。仙台の名産として知名度の高い牛たんでは、たん先が硬いため利用しづらいという課題がありますが、金内研究室では、タン先を塩麹に漬け込むことで、柔らかく仕上げました。柔らかいたん先は高齢者の方でも食べられるようになっています。また、高齢者にもたんぱく質の摂取ができるよう、牛たんや魚のたんぱく質を加えることと、栄養バランスの優れた「まごわやさしい」の食材を加えています。
- ま まめ「ひたし豆」
- ご ごま「白ごま・黒ごま」
- わ わかめ(海藻)「昆布巻」
- や やさい「人参・絹さや・パプリカ」
- さ さかな「鮭西京焼」
- し しいたけ(きのこ)「椎茸煮」
- い さつまいも(大学芋風)「さつまいもゴマポテト」
※ご飯の米は坪沼地区の宮城大学附属農場にて、学生らが育てた「ひとめぼれ」を使用しています。
販売に際し、11月30日(木)に佐野好昭理事長や佐々木啓一学長、風見正三理事兼副学長と金内研究室の学生らが試食会を開催しました。
佐野好昭理事長のコメント
「ほとんどの具材は宮城県産で調達できると思うので、来年度は宮城大学の農場も含めて宮城県産の食材を増やすと更に良いですね」
佐々木啓一学長のコメント
「食産業学群の特徴として、食材の生産から加工、マーケティングまで一連で学べるところがあり、地元の企業と一緒に取り組む機会を増やしていきましょう」
風見正三理事のコメント
「食品開発ではパッケージデザインも重要ですが、高級感があり贈答用に適していますね」
金内研究室からは「たん先が固くて利用しづらいことを企業から相談され、発酵技術を用いて何か貢献できればと考えました。百貨店を利用する顧客層や贈答品の種類を調べ、若者が百貨店を利用する機会が少ないことを課題ととらえ、若者世代が関心を示す商品となるようアイディアを出しました。伝統的な食材である塩麹を使って、たん先を柔らかく美味しくすることに成功。何度も試食をして具材の種類や量を検討して美味しいお弁当になりました」とコメントが寄せられています。贈答用に、自家用に、ぜひご賞味いただけますと幸いです。
むつめくTOHOKU ときめく、きらめく、東北に。
株式会社仙台三越では、東北地域の食材や企業が関わった商品を特別展示にて店舗及びオンラインにて販売しています。「まごわやさしい」牛たん弁当は100セットの限定販売となっています。
研究者プロフィール
・金内 誠(かなうち まこと):食産業学群 教授
発酵・醸造技術を用いた商品開発及び高品質製造に関する研究を行っています。
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