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21.03.02
3/8~11「買い物弱者」対策として人来田地区で買い物バス運行実験を開始/仙台南ニュータウン・萩の台町内会×食産業政策研究室
過疎地域のみならず都市部においても、高齢者等を中心に食料品の購入や飲食に不便や苦労を感じる方(=「買い物弱者」)が増えてきており、社会的な課題になっています。地域で生活していくためには「食」に無理なくアクセスできることが不可欠です。郊外のニュータウンを「住み続けられる地域づくり」とする新たな取り組みの第一歩として、この度、買い物バスの運行実験を行いますので、ぜひご取材いただけますと幸いです。
住み続けられる地域づくりを「食」からみんなで考え、行動する!
「買い物弱者」対策として人来田地区で買い物バス運行実験を開始(プレスリリース)
買い物バス運行の実証実験・概要
対象地域 | 太白区茂庭の「ヨークベニマル茂庭店」と「仙台南ニュータウン・萩の台」の間の アクセス手段として運行します。 |
期間 | 令和 3 年 3 月8日(月)~ 11 日(木)の期間中、1 日2便のバスを運行します。 ①09:45:南ニュータウンバス停発人来田コミュニティセンター経由店舗行き ②13:15:同上 ※11 日(木)は萩の台を廻る別のルートになります。 |
※ご取材の場合は以下の日時、場所にお越しください。 |
※※なお、新型コロナウイルス感染対策のため、町内会を通じて事前に登録いただいた乗車モニターの方以外はご乗車いただけません。
ポイント
住み続けられる地域づくりを「食」を基軸に様々な観点から考えることは SDGs の理念にも合致します。
また、本実験は今後の移動販売等の運行経路などの検討にも役立てるものです。
・重量のある食品を買い易くするため「宮城大学の農場産のお米」もバスで試験販売します。
・高齢者などの利用者が使いやすい運行経路、停車場所の検討を行います。
・バスの乗降時や買い物を自宅まで運ぶサポートがどの程度必要かの検討を行います。
「食」を中心とした地域住民による協議の場の構築
食産業政策研究室は太白キャンパス周辺の町内会と継続的な交流を行っています。特に、地域の重要課題である「買い物弱者」問題は学生が卒論のテーマにも取り上げ、調査・研究を行ってきました。これらの調査がきっかけとなり、町内会を中心とした住民による「食から住み続けられる地域づくりを考える」グループが設置され、具体的な対策の検討が開始されました。構成メンバーには、町内会と大学に加え、食を提供するスーパーマーケットや生活協同組合、地域包括支援センター、地区社会福祉協議会や民生員、など関係者が一同に集まっており、「食」を中心として、住民の健康と生活に関した幅広い地域課題を話し合い、解決に向けて行動する体制を構築しています。
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ポストコロナ時代の高齢者に向けた、新たな地域づくりの準備
人は年を取ると段々と体の力が弱くなり、外出する機会が減り、病気にならないまでも手助けや介護が必要となってきます。心と体の働きが弱くなってきた状態をフレイル(虚弱)と呼びますが、この取り組みは、高齢者の栄養摂取の確保や買い物等の活動を通じた介護予防(フレイル予防)も実現するものです。車の免許を返納後も様々な形で「食」へのアクセスが可能である、持続的に快適に住み続けられる地域づくりを 1 つ 1 つ実現していきます。
本リリースに関するお問い合わせ先 宮城大学太白事務室総務・予算グループ 研究担当 電話:022-245-1071 Mail:f-soumu(a)myu.ac.jp ※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。 |
研究者プロフィール
・作田 竜一(食産業学群 教授)
食の安全政策のみならず、現代社会の幅広い課題を「食と農」、「地域」の幅広い観点から政策課題として捉え、講義や調査研究、社会への発信を行っています。また、食と農がそもそも有する持続可能性に特に着目し、SDGs(持続可能な開発目標)が目指す世界の実現への貢献も研究対象としています。
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