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新着情報

21.04.15

3/8~11「買い物弱者」対策として人来田地区で買い物バス運行実験を行いました/仙台南ニュータウン・萩の台町内会×食産業政策研究室

食産業政策研究室では「食」に関わる暮らしの問題を政策課題として捉え、「食育」の推進に関する研究に取り組んでいます。3月8日~11日の間「買い物弱者」対策として仙台南ニュータウン人来田地区を対象として、買い物バス運行実験を行いました。

大学と連携した実験・体験が住み続けられる地域を住民自身で考えるきっかけに!

買い物バス運行の実証実験は、4日間の太白区茂庭の「ヨークベニマル茂庭店」と「仙台南ニュータウン・萩の台」の間のアクセス手段として運行し、仙台南ニュータウン町内から46人、萩の台町内会から14人の乗車モニターが買い物バスを体験しました。※※新型コロナウイルスの感染防止対策として、乗車定員の半分以下の人数で、車内での会話はなるべく控えて頂く条件下で実施しました。

事後アンケート「買い物バスを体験いただいた感想」では、買い物バス体験の感想を10段階で評価、満点評価が52%、10~8点までの好評価をあわせると約9割を記録するなど、非常に満足度の高い結果となりました。また、個別の感想として、買い物ができるということに加えて「近所の方との交流が楽しかった」、「買い廻ることで気分転換」、「時間を十分取ってあるので歩き回り運動になった」という様々な意見も寄せられました。定期的な運行が実現できれば「高齢者の安否確認」にもなるなど、持続可能な地域づくりに有効なアイデアも寄せられました。

「食」を起点に持続可能な地域づくりを考え、行動する重要性

作田教授は「このように何かのきっかけがあれば、町内会のみならず、地域包括支援センター・地区社会福祉協議会・民生委員等、地域で活動をされている方々の力が結集され、未来志向の取り組みが行われることがわかった。今後も、地域の商店・既存の路線バス・地域活動団体・学校等の施設が、持続可能な地域づくりのためにできること「食」を起点として考え、行動していきたい」とコメントを寄せました。

研究者プロフィール

食の安全政策のみならず、現代社会の幅広い課題を「食と農」、「地域」の幅広い観点から政策課題として捉え、講義や調査研究、社会への発信を行っています。また、食と農がそもそも有する持続可能性に特に着目し、SDGs(持続可能な開発目標)が目指す世界の実現への貢献も研究対象としています。

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