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22.08.26

9/3-4太白キャンパスで日本応用藻類学会 第20回記念大会を開催します

食産業群三上浩司教授は,植物分子生物学,水圏植物生理学,海藻生物学を専門分野とし,海苔の原材料であるスサビノリやウップルイノリなどの原始紅藻を研究材料として,発生・形態形成・環境ストレス応答などの基礎研究や,それらの知見を活かして,例えば地球温暖化のノリ養殖業へのダメージを緩和するための技術開発や高温耐性品種の作出などの応用研究を行っています。このたび,三上教授が会長を務める日本応用藻類学会の大会が9月3日(土)・4日(日)にかけて太白キャンパスで開催されますので,ご案内いたします。第20回目の記念大会として初めて2日間に及ぶ大会となります。

日本応用藻類学会-第20回記念大会について

日本応用藻類学会は,藻類学の基礎的な知見を深め,それを基に応用研究や技術開発に関する多様な分野の研究や技術の発展と促進を図ることを目的とする学術団体で,宮城大学がその活動拠点となっています。当学会は,2001年5月に発足した日本応用藻類学研究会がその前身となっており,2008年8月に日本応用藻類学会と名称を変えて現在に至っています。その間,2002年から継続して大会が開催されており,2020年コロナウイルス蔓延に伴う中止はありましたが,今回で20回目を迎えることとなりました。会長の三上教授を中心とした学会の幹事会がその準備を進めていますが,食産業学群の日渡祐二教授も運営企画幹事として参画しています。

学生への啓蒙活動の一環として食産業学群の学生で参加希望があれば無料で招待することを決めています。すでに会長から通知済ですが,水産系や植物系の分野に興味がある学生の皆さんは遠慮なく参加して勉強して下さい。この場合,対面での参加が原則となります。参加を希望する場合は,事前に三上教授まで連絡する必要があります。

開催概要

名称 日本応用藻類学会 第 20 回記念大会
日時 9月3日(土)10:30~18:00(シンポジウム)※9:50~ 受付開始
9月4日(日)10:30~17:30(年会)
会場

宮城大学 太白キャンパス 大講義室,控室

(宮城県仙台市太白区旗立二丁目2番1号)
日程

9月3日(土)

9:50~受付開始

10:20~10:30趣旨説明

10:30~12:30緑藻セッション発表

13:30~15:30紅藻セッション発表

15:45~17:45褐藻セッション発表
17:45~18:00総合討論

9月4日(日)

10:30~12:30 一般口頭発表

13:30~16:30 一般口頭発表

16:30~17:30 総会

(会主催の懇親会は中止)
大会参加費

日本応用藻類学会会員:事前申し込み2,000 円,当日申し込み3,000円

日本応用藻類学会非会員:事前・当日申し込みとも4,000円

*聴講のみ学部学生の参加費は無料にします(要旨の配布はしません)

*当日入会される参加者は,当日参加費(3,000 円)と年会費(一般:5,000 円,学生:3000 円)を申し受けます。
申し込み方法

参加者は一般研究発表の有無に関わらず,別紙会員用または非会員用の参加登録票の様式により電子メールまたは FAX でお申し込みください。様式などの詳細は公式サイトをご覧ください

http://jsap.web.fc2.com/20th_meeting_take2.pdf
問い合わせ

〒771-0361 徳島県鳴門市瀬戸町堂浦地廻り壱96-14

徳島大学水圏教育研究センター

岡 直宏(庶務幹事)

E-mail:soc_appl_phycol(a)yahoo.co.jp,FAX:088-683-7027

※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。

現状を考慮してリモートと対面のハイブリッド形式で行いますが,1日目に大規模な海藻関連シンポジウム,2日目に通常の大会を予定しています。シンポジウムは「日本の海藻研究を俯瞰する~多岐に渡る海藻研究の現状~」と題して開催され,日本を代表する海藻研究者が12人集まり,基礎から応用にまたがる幅広い研究について最新の情報が提供されます。このような規模でのシンポジウムは海藻関連ではほとんど行われておらず,第20回記念大会にふさわしい試みになると期待しています。2日目の大会では,複数の大学や研究機関からの成果発表があり,宮城大学食産業学群からは三上教授日渡教授,および4年生の齊藤明日香さんが発表します。

研究者プロフィール

植物分子生物学,水圏植物生理学,海藻生物学を専門分野とし,海苔の原材料であるスサビノリやウップルイノリなどの原始紅藻を研究材料として,発生・形態形成・環境ストレス応答などの基礎研究や,それらの知見を活かして,例えば地球温暖化のノリ養殖業へのダメージを緩和するための技術開発や高温耐性品種の作出などの応用研究を行っています。また,日本応用藻類学会の会長を務め食産業学群に学会本部を設置するなど,宮城県を中心とした「東北から世界に向けた海藻研究成果の情報発信」にも取り組んでいます。


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