新着情報

21.07.01

7/7~11 仙台三越で分身ロボットOriHimeを 用いたICT在宅農福連携モデル実証実験 / 作田研究室・滝口研究室

今回の実験の検討ポイント

●百貨店をプラットフォームとする地域の農業・食品企業が連携した体制
●OriHime による障害者の接客に百貨店の視点を反映(接客の楽しさや喜びを!)

記者向け説明会

日時 7 月 7 日 ( 水 )11:00 ~
場所 仙台三越本館 7 階ギフトセンター会場
(〒980-8543 宮城県仙台市青葉区一番町 4 丁目 8-15)
内容 研究紹介・販売デモの公開を行います。食産業学群作田教授,分身ロボット(OriHime)を操縦する重度身体障害者(OriHime パイロット)への取材も可能です。
お問い合わせ先

宮城大学事務局企画・入試課,広報担当:中木/電話:022-377-8217

メール:kouhou(a)myu.ac.jp
※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。

※新型コロナウイルス感染症対策のため,ご取材の場合は事前に連絡をお願いします。 

農福連携とは

障害者等が農業分野で活躍することを通じ,自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組みです。農福連携に取り組むことで,障害者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく,担い手不足や高齢化が進む地域の農業・食品分野において,新たな働き手の確保につながる可能性があります。しかし,これまで取り組み事例がほとんどなく,具体的な事例を示すことで活動や普及の促進が期待されます。農福連携の推進は SDGs(持続可能な開発目標)の 10 の目標を推進できるとされています。

宮城県北部登米地域の農業・食品企業 2 社の商品を仙台三越で重度身体障害者が分身ロボット OriHime を通じて販
売に取り組みます。これにより,担い手不足を含む農業・地域の振興と障害者就労の2つの課題を ICT で同時に解決することを目指します!なお,7/5,6 は,生産現場や百貨店の売り場において事前研修を行います。


株式会社仙台三越

仙台市青葉区一番町 4 丁目にある杜の都仙台の百貨店。今年の中元は,私たちの住む宮城・東北の魅力あふれる商品
にスポットをあて,全国の皆様にその魅力をお届けいたします。その中でも特に今回は,自宅で過ごす時間が増える中,「おうち時間をもっと楽しく便利に」をテーマにギフトセンター会場内に「夏のご自宅限定便」の特設コーナーを設置,ご自宅使用好適品の品揃えを強化しています。

有限会社伊豆沼農産

人と自然へのやさしさをもとめて…「 農業を食業に変える」を経営理念に,農村の「場」で,農村で生産した「もの」と,農村で暮らす人たちの「こころ」を組み合わせた新しい「農村産業」の実現を目指している農業法人。主な事業は,農業(養豚,水稲,果樹),農産物の加工・販売と,サービスを提供するレストラン運営。その他,手づくりウインナー教室,ブルーベリー摘み取り,郷土料理体験,風土フットパス,田んぼ・畑のオーナー制など,様々な食農体験教室も開催しています。

石越醸造株式会社

大正9年4月に4名の有志により合資会社として発足し,昨年創業 100 年を迎え,今年は 101 年目として新たなスタートをきり,「スピリッツ」「リキュール」「どぶろく」などの新ジャンルの商品を始めています。また,お酒の飲めない方,日本酒が苦手な方でも日本酒の風味が味わえるサイダーも考案。登米市唯一の酒蔵で,地酒である以上地元の方々に無くてはならない存在であるため,酒造りに必要なお米は地元の生産者がこだわって育てたお米を原料とし,「伝統」や「業」を守りながら,「國酒」にふさわしいお酒を造り続け「皆様に愛されるお酒」になるように一本一本思いを込めて仕上げています。

株式会社オリィ研究所

「人類の孤独を Relation Tech で解決する」をミッションに掲げています。遠隔操作でありながら,「その場にいる」感覚を共有できる分身ロボット「OriHime」,難病や身体障害があっても , 目の動きだけで意思伝達を行える「OriHime eye」,テレワークにおける身体的社会参加を可能にする分身ロボット「OriHime-D」の開発や,これまで難病や重度障害で就労を諦めていた方たちが,社会と繋がり「誰かとともに働く」ことができる「分身ロボットカフェ」などの取り組みを行なっています。※「OriHime」は株式会社オリィ研究所の登録商標です。

研究者プロフィール

食の安全政策のみならず,現代社会の幅広い課題を「食と農」,「地域」の幅広い観点から政策課題として捉え,講義や調査研究,社会への発信を行っています。また,食と農がそもそも有する持続可能性に特に着目し,SDGs(持続可能な開発目標)が目指す世界の実現への貢献も研究対象としています。

食・食品を対象として,消費の意味や価値を明らかにする質的手法の検討や消費者ニーズの分析に関する研究を行っ
ています。顧客を正しく理解することで,企業と顧客とのギャップをできるだけ埋め,多くの人にとってよりよい暮
らしになるよう,マーケティングの視点から考えていきます。

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