「持続するまちづくり」を実現するため、2022年4月に多世代が交流できる拠点へとアップデートされた“寺岡Knots”で、 10月30日、宮城大学生らによりハロウィンパーティが開催されましたのでお知らせします。
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泉パークタウン寺岡地区に多世代交流拠点「寺岡 Knots」がオープン
【宮城大学×三菱地所】泉パークタウン多世代交流拠点「寺岡 Knots」活用のための連携協定を締結

宮城大学と三菱地所は、泉パークタウンの地域課題解決や地域活性化の促進に向け、寺岡Knotsの活用に係る連携協定を結んでおり、施設のオープン後、多世代交流を推進するイベントの企画が行われてきました。寺岡Knotsは、約40年前に分譲された「寺岡」、約20年前に分譲された「紫山」、そして今年新しく誕生した「朝日」の、分譲時期や中心世代が異なる３エリアの交通・商業・小中学校等が集約する結節地点に存在しています。

今回の企画の中心となった学生は、寺岡Knotsプロジェクトに今春新たに加わった事業構想学群の１年生５名です。学生たちは、核家族化や新型コロナウィルス感染拡大の影響によって薄れている世代間の繋がりや地域のコミュニティの活性を目的に、寺岡Knotsでの来場型イベントを起案し、8月より三菱地所とエリアマネジメント会社の泉パークタウンサービスのメンバーと検討会議を重ね、企画を完成させました。

今回のイベントは、小学生とシニア世代をメインターゲットに、ハロウィンをテーマにしたクラフト製作のワークショップの他、世代を超えて一緒に楽しめる、福笑い・神経衰弱や屋外の芝生でのモルック、そしてフィナーレは全員参加のビンゴ大会などの催しが準備されました。また、事業構想学群の１年生がPR動画を作製し小学校での一斉放送を行ったり、事業構想学群の３年生がデザインしたチラシ・ポスターを小学校・町内会等へ配布したり、PR活動からイベント当日の会場設営・進行まで、学生らが主体的に運営を行い、大盛況のイベントとなりました。

今回のハロウィンパーティのイベントリーダーを務めた末永あいさん(事業構想学群１年生)は「初めてイベントを企画してみて、企画の過程で報連相・スケジューリングの重要性を実感しました。また、イベントを実施して、想定以上の地域の皆様が来場して下さりとても嬉しかったですし、やりがいを感じました。地域間の繋がりを強める活動に次も挑戦してみたいです。」とコメントしています。

また、ワーキングチームをまとめる三菱地所株式会社東北支店統括の遠藤雄二氏は「今回の企画は、プロジェクトメンバーの学生たちと我々の想像と創造頼りの、すべてゼロからの企画でした。そのため、企画会議のたびに学生たちには次回までに問題や課題につき再考してくるようお願いすることが多々あり、申し訳なく思いながらも、メンバーの学生みんなが仲良く楽しそうに取り組んでくれているのを見て『大丈夫かも』とホッとしたりしていました。前向きに明るく楽しく元気に頑張ってくれた学生たちには、ただただ感謝するばかりです。お陰様でイベントは我々の想像を遥かに超えるものになりました。今後も、頼もしい宮城大学のプロジェクトメンバーと『寺岡Knots』を拠点とした取り組みを進め、泉パークタウンにお住まいの方々のクオリティオブライフ向上とサステナブルなまちづくりに資する成功事例を築き上げることを目指していきたい」とコメントを寄せています。

今回のイベントは学生たちにとっても、企業・大学・地域住民・団体等が連携した参加型のまちづくりを実践する中で、地域課題解決に関する学びを深める機会となったのではないでしょうか。今後も学生らが主体となった多世代交流企画が継続していきますので、ご注目ください。

「寺岡Knots」は、多世代交流をテーマに大空間のFREE SPACEとリモートワークや会合等に対応したRENTAL ROOMを備えた交流拠点です。

・中田 千彦：事業構想学群 教授
住宅設計やインテリアデザイン、地域産業のための施設、アートのための空間デザインなどを行いつつ、出版や編集のメディアデザイン、さらには学生との共同作業によって東日本大震災以降の地域デザインについて考え、新しい時代の地域づくり、空間設計をどのように考えるのか、地域社会にふさわしい環境デザインは何かを研究、実践しています。

・高山 純人：事業構想学群 講師
マーケティングゼミは、現代社会における消費者ニーズの発見と価値創造の手法、ビッグデータのマーケティングリサーチ分野への利活用、感性の変遷とブランディングを研究しており、マーケティングや新規事業開発を専門分野とする研究室です。

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