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23.11.29
【宮城大学×ポッケの森×人来田の子どもたち】食産業学群の学生たちが地域の子どもたちのアイデアを活かした新たなスイーツ作りをサポート/食産業政策研究室
食産業政策研究室(指導教員作田竜一教授)は、「食を通じた持続可能な地域づくり」をテーマに、SDGs(持続可能な開発目標)が目指す世界の実現への貢献の観点から講義や調査研究、社会への発信を幅広く行っています。食産業学群の学生たちが、仙台市太白区人来田地区の障害者就労継続支援 B 型事業所である「ポッケの森」と共同で地域の子ども向けスイーツ開発ワークショップを開催しましたのでお知らせいたします。
太白区『食』deぐるっとまち巡り-太白区の名所等を題材とした「スイーツ」を活用
子どもたちのアイデアを活かし、人来田の名物となる新スイーツの商品開発
「ポッケの森」は、仙台市太白区役所による「太白区『食』deぐるっとまち巡り」の参加事業者となっています。この事業は、「食」を切り口に区内巡りを促すキャンペーンとして、太白区の名所等を題材とした「スイーツ」をきっかけに区内各地域の名所と協力店舗を対象としたまち巡りを実施するもので、太白区の名所等を題材とした「スイーツ」を開発し出品する必要があります。そこで、ポッケの森・人来田地区住民・宮城大学ボランティア学生で人来田の名物スイーツを考えるプロジェクト「作戦会議」を立ち上げ、総勢23人の学生が参加しました。
学生たちは、9月中の3回参加し、お菓子の作成体験からアイデア出し、試作品の試食を踏まえての出品商品の選定やネーミングをサポート、地域の子どもたちのアイデアを引き出し、人来田地域由来の新たなスイーツを企画・開発しています。9/3の第1回-お菓子作り体験では、チーム作りとお菓子作りの楽しさを学ぶため、フルーツ大福作り体験やポッケの森の菓子職人さんによる和菓子(練り切り)作り見学をしました。続く9/9第2回-アイデア出しでは、子どもたちに新スイーツのイメージを絵に描いてもらったり、話し合いの言葉を学生が模造紙に書き出して言語化しながらアイデアを形にしていきました。9/30第3回-試作では、パティシエさんに形にしてもらった新スイーツから、さらに工夫してほしいことや新商品をどれにするかを考えました。これら新スイーツは、太白区のまち巡りキャンペーンに位置付けられて、来年1月以降に販売予定です。
今回の活動の指導にあたった作田教授は「地域の事業者が行政の企画に対処する上で大学が協力する産学連携や地域活性化の取り組みの新たな展開となったのではないか。このような大学近隣の事業所との連携は大事にしてゆく必要があると考える。学生たちは子どもたちや保護者の方をリードすることに戸惑いも感じていたようだが、『食』に関わる様々な主体に工夫をして対応することを考え、感じる良い機会になったのではないか。年明けの新スイーツ販売以降のプロモーションなど、引き続き連携した取り組みを進めていきたい。」とコメントを寄せました。
太白区「食」deぐるっとまち巡り事業
仙台市太白区まちづくり推進課が、地域活性化、まちの魅力発掘・発信を図る取り組みとして実施する事業です。「食」を切り口に区内巡りを促すキャンペーンとして、太白区の名所等を題材とした「スイーツ」をきっかけに区内各地域の名所と協力店舗を対象としたまち巡りを実施します。参加が認められた事業者は、10月までに太白区の名所名物にちなんだ製品又はメニューを準備し、1月~3月に「区内まち巡りキャンペーン」を開始します。
ポッケの森について
ポッケの森は仙台市太白区人来田にある「障害者就労継続支援 B 型事業所」です。知的障害者を中心とする利用者のみなさんの生活の拠点を確立するため、永久に続く就労の場を確保し、地域社会の一員として生きがいを持ち、安心と希望に満ちた生活環境を保障することを目指しています。また、食を通じて地域につながることをモットーに、地域の人が日常的に利用しやすく、利用者との交流も積極的に図っていける、地域に開放された施設として様々な活動を展開しています。
指導教員プロフィール
・食産業政策研究室 作田 竜一:食産業学群 教授
食の安全政策のみならず、現代社会の幅広い課題を「食と農」、「地域」の幅広い観点から政策課題として捉え、講義や調査研究、社会への発信を行っています。また、食と農がそもそも有する持続可能性に特に着目し、SDGs(持続可能な開発目標)が目指す世界の実現への貢献も研究対象としています。
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