Keyword
がん看護、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)、AYA世代、がん教育、がん予防行動
がんになっても自分らしく生活できる環境の構築を目指しています
研究内容・実践活動
がんは今、日本人の「2人に1人」が罹患しており、すべての人にとって身近な病気です。近年は、がんの早期発見や治療法の発展等により、5年相対生存率は60%を超えています。ゆえに、がん罹患者は、がんと共に生きる期間が長くなり、様々な苦難を乗り越えなければなりません。
私は、人々が、がんと診断された時から、自らの意思で治療方法や療養場所を決定していき、常に自分らしさを見失わずに過ごせるような支援に関する研究に取り組んでいます。
また、AYA世代(15歳~30歳代)のがん患者さんが、住み慣れた地域の中で安心して生活・治療・学習・就業等が出来ることや、それらを気軽に相談できる環境づくりにも取り組んでいます。AYA世代がん患者支援として開催している交流会には、地域住民の方や学校関係者、医療関係者が参加し、活発な意見交換が行われています。
私たち一人一人が、“がんを知り”、“がんと向き合い”、そして、“がん患者さんを理解し支える”ことが大切です。そのため、学校や地域住民向けのがん教育に関する活動も携わっています。
産学官連携の可能性
- がん患者やそのご家族等に対する支援方法について情報提供ができます。
- 病院等におけるがん患者に携わる医療従事者向けの研修会(例:がん患者の意思決定支援や倫理的課題、アドバンス・ケア・プランニングなど)についてご相談に応じることができます。
- がん看護専門看護師、ELNEC-J指導者、がん専門相談員指導者に認定されておりますので、研修会などの運営や講師としても協力することができます。
- 学校や地域住民向けのがん教育、がん検診に関する研修会等について支援することができます。