Keyword
食感性、味覚、健康、痛覚、嗅覚、自律神経、脳のはたらき
美味しさの科学的追究と健康に貢献するために
研究内容・実践活動
栄養バランスの良い食事と「美味しさ」は、健康の維持と望ましい食生活の継続に重要です。本研究室では「食事」や「美味しさ」が心身機能や健康に及ぼす影響を、産学官連携でヒト対象の科学的手法の研究を進めています。
これまでに朝食が学業成績、脳血流、自律神経に与える影響を明確にし、欠食や栄養の偏りの問題を示し、また低味覚閾の試験紙にて食塩摂取量の多い家庭での子どもの塩味覚の鈍化を確認し、これらの成果は自治体への提言や教育機関で活用されています。また咀嚼評価用グミの開発では、幼児から高齢者の各標準値の確立を担当し、成果は医療現場で活用されています。
さらに、運転前の味覚・嗅覚刺激による事故予防と食品開発、精神ストレスに伴う味覚痛覚変化の発見と軽減、女性の深部温計測装置の開発とPMS軽減食品の探索、災害時や透析患者を想定した腸活パンの効果検証にも取り組んでいます。咀嚼評価用グミ、深部温度計、高食物繊維/無塩パン、ストレスメータは既に製品化され、血漿アミノ酸分析技術も有料健診に導入されています。
今後も、研究で得られた科学的知見と技術の発展を基盤に、講演活動等を通して、健康支援に役立てることを目指します。
産学官連携の可能性
これまで企業と連携し、研究開発から製品化までを共に進めてきました。現在は記載の研究テーマを中心に取り組んでいますが、関連分野であれば柔軟に検討いたします。当研究室には、ヒト対象研究に必要な電気生理学的機器等が整っており、産・学・官が意見を出し合いながら進める連携を重視しています。宮城県内の企業・自治体との連携を特に歓迎するとともに、青森県、岩手県、神奈川県の自治体など、各地で講演や共同の取組実績があります。また、首都圏や京都、静岡の企業・団体とも、遠隔会議等を活用しながら継続的に協働しています。ヒト対象試験については、倫理審査を踏まえ、内容を確認しながら進めます。お気軽にご相談ください。




